12月

1月になってから12月のこと書くのなんか変ですよね。

今まではその月にあったことを羅列するみたいな形式だったんですけど今回の思考とかを書きます。もしかしたら書かないかもしれません。

 

PC-98のゲームに興味が出てきました。もともとドット絵というものが好きでスーパーファミコンゲームボーイアドバンスとかのドット絵を愛でていたんですが、スイッチで復刻された脱衣麻雀のゲームをしていて、そこからほかの脱衣麻雀ゲームのこともしらべていたら、とりあえずどんなゲームでも美少女を脱がしとけ(?)みたいな時期があったということを知りました。それはエロゲーの黎明期の話で、その話をどんどん調べていくうちに限られたスペックの中でいかにしてエロを作り出すかという熱意のようなものを感じました。手探りのオタクの雰囲気がとても味わい深く、感動しました。その時代に生まれていなかったことを後悔しました。少しでもその当時の空気を知りたかったので、ちょっと前餅月ひまりが紹介していた「16bitセンセーション」という漫画を読みました。

www.amazon.co.jp

当時のエロゲ業界の雰囲気を描いた作品です。なぜかその当時を生きていたわけではないのに、このエロゲーに捧げる熱意がとても身近なものに感じました。

そのことを色々調べていた時には実家にいたのですが、下宿に戻ってきてすぐさまPC-98エミュレーターをインストールして、公式が無料配布しているアリスソフトのゲームをやりました。

retropc.net

リンクを貼りすぎて広告案件みたいですね。そのアーカイブの中の学園KINGというゲームをやってみました。感想としてはめちゃくちゃ面白かったです。別にこのゲームに限った事ではないですが当時のグラッフィクは640x400pxで最大で16色までしか使えなかったのですがその制約を全く感じさせないグラフィックに胸が躍りました。

f:id:kazubisshu:20220108185839p:plain

f:id:kazubisshu:20220108185900j:plain

f:id:kazubisshu:20220108185920j:plain

とても良い。このゲームはアリスソフトが最後に出した16色のゲームらしく、それ以降は256色のゲームだそう。アニメなんかでも言えるのだけど制約があった時代があってから、技術革新があった歴史で、技術革新が起きる前の最後の作品はその制約された技術と完全に調和がとれている感じがたまらなく好きです。90年代のセル画で書かれたアニメとか。アニメで言うとアニメができたばっかりの作品はやっぱり、新しい技術を使って作品を作っているのでそこかぎこちないです。それはアナログからデジタルに移行したときもそうで、デジタル原画に移行したてのアニメなんかも技術とまだ調和がとれてない感じがします。

話がそれたので戻すと、16色時代の末期に作られたこのゲームはある程度16色でCGを描くことに慣れていてみていてとても心地が良いです。ひえ~~。

一応このゲームならではの特徴も上げておきます。このゲームはコメディよりの作風で抜けるかと100人に聞いたら抜けないという人が過半数なのかもしれません。でもやっぱり僕は脱衣麻雀ゲームが好きなように、自然な流れで行われる性行為にはあまり魅力を感じないのかもしれません。とても馬鹿馬鹿しいノリから急に発生する性行為はとても良かったです。あとは男キャラも女キャラもとても良かったです。

あと最近の作品は知りませんがアリスソフトのゲームにはアリスの館というスタッフの裏話みたいなものを読めるコーナーがあるのですが、それを読んでいると「オタク~~~~~~~」という感じになります。これが言語化の限界です。この感じは当時のゲームの説明書なんかを読んでも感じることができるので読んでみてはいかがでしょうか。

rygames.sblo.jp

このページから説明書を見れます。Dr.STOP!のマニュアルとかおすすめです。

というかPCを持ってたら上に張ったアリスソフトアーカイブ作品ができるのでやってみてください。

 

まだ語りたいことがあった気がしますが、たぶんここからは創作論みたいな話になる気がするのでやめます。