11月

年末です

 

コミティアに行きました

今回の本は1年前に作った本のリメイクになりました。なぜなら当落が決まってから描き始めたからです。あとその期間一切授業に出ませんでした。このことがのちに重大な事件となりますがこのころの僕はまだそれを知らないのでその時の気持ちです。

1年ぶりのコミティアはすごく楽しくて本当に楽しかったです。僕はここにいていいんだとなる。自己肯定感から次の漫画のネームもコミティアの次の日には描いてやるぞやるぞやるぞやるぞ感だったのです。

その後僕が大学をさぼりすぎて色々ヤバいことで家族会議という運びとなり、自己肯定感に対して嫌悪感を抱き始めます。それは自己肯定感が無くなったという感じではなく、こんなに怒られたのに自己肯定感が無くならないことに罪悪感を感じているというような感じで、よくわかりません。漫画は描いてます。

今はコミティアの前の精神状態に似ていて、ただ自分の漫画に面白いのかと問いかけるような生活になっています。

 

思考の話をします。なんやかんやで僕の感情はいろいろ深みが増してきて、最近の思考トレンドは罪についてです。僕の行ってきたことや、存在が罪なのかというような感情で、多分この思考はナンセンスすぎて自己陶酔の材料にもなり得ません。自己陶酔できるようなかっこいい思考としては、罪悪感の有用性とかそういう所な気がします。(自己陶酔)思考の話にオチや結論はありません。人生に似てます。

 

11月は主にプリパラを観ていました。今ツイッターを見返して思い出しました。

きっかけは、姉が最近スーパー戦隊の曲を聴いているらしく、子供向けに作られた曲のつき抜けるような明るさに励まされるということを聞いたこと。確かに僕もスーパー戦隊の曲は好きだなと思い、何曲かmoraで購入して聞いているとやはりよいなという気持ちになり、そのノリで観てもないようなプリキュアの主題歌なんかも聴いていたら、久々に女児アニメが見たいという気持ちになってきた。

僕が最後にちゃんと見た女児アニメはハートキャッチプリキュアで、そのころはキュアマリンが可愛いという理由だけで観ていたような気がする。それが10年前なので10年たって女児アニメを観ると否応なしにおじさんと総称されるような年齢になってから観てみようとなった。

はじめにアイカツおじさんという名前だけが独り歩きしている印象のアイカツを観てみた。アイカツおじさんという名前がこれだけ有名なのだからおじさんの心にも響くような内容なのだろうと思ってみていたが、3話ぐらいで観るのをやめてしまった。なぜかはわからなかったけど、その時はもう心が女児アニメについていけなくなっちゃったのかなと悲しくなっていたが、そのあと観たプリパラは結局3期までほぼ一気に観れた。

おそらく女児アニメを観ているとだいたいこういうパターンなんだろうみたいな気持ちになりそれが破られることがないと、見る意味を失ってしまうのだろうと思うのだが、プリパラの場合、2話の最後にみれぃが南委員長であることが分かるシーンがあり、僕はそこですごく驚いた。子供向けアニメでの変装とか変身は元の姿とあんまり変わらないのになぜか周りはその人だと気づかないみたいな、半分お約束みたいなものがあると思っていたのもあって、最初に出てきた真面目な南委員長がプリパラではキャラを作ってアイドルをやっていたという予想は全くつかず、その意外さがとても面白く思えた。

さらに、南みれぃのキャラもよく、アイドルとして売れるために売れるためのキャラ作りを徹底しているという一見するとずるくて悪役のような性格のキャラが主要になっているのは、ただの子供だましではないのかもと思わせるには十分な材料だった。そしてやはりその作ったキャラについてみれぃが悩む回もあり、自分らしさについて考えさせる良い回でした。

そのあと、あこがれの存在として出てくる北条そふぃのキャラもとてもよく、初見でのそふぃの印象は女児コンテンツによく出ている(?)憧れの存在、雲の上の存在というキャラなのかなというものだったが、話を観ていくとそふぃは実は自分だけでは朝の支度もできないようなか細く、虚弱な体質であり、梅干し(レッドフラッシュ)を食べている間だけ舞台の上でのかっこいいそふぃとしてふるまうことができるという事実が明らかとなり、僕の中でそふぃという存在が雲の上の人というような印象から一気に身近なものになった。その後、このまま偽りの自分だけを見せて、本当の自分をひた隠しにするような方針でいいのかという問題に差し掛かり、最後は自分の意思でありのまま活動すると決める。この12話はすごく良くて思わず泣いてしまった。

 さらに2クール目にはプリパラを否定する校長先生を納得させる話や、おちんちん女の子とかロボットみたいなアイドルとか出てくるが、きりがないので割愛します。

とにかくプリパラのテーマである、みんなトモダチ、みんなアイドルの通り、見た目にコンプレックスを抱えていても、おばさんだろうと、おちんちんが生えていようと誰でもアイドルになれるプリパラという世界は観ていてすごく楽しい。こういった一見頭お花畑なテーマは女児アニメだからこそできることだと思うし、大きなオタク向けアイドルコンテンツでは見られない傾向だと思う。観てくれ。あと曲もいい。

 

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絵がないなと思ったので今描いた。てからぁらの話一切してない。らぁらはいい意味でも悪い意味でも主人公って感じのキャラです。ただ見た目が好き。